2013年7月29日月曜日

インフレにより見積もり額が増え幻となった貨物新幹線というニュースを見て思うこと。

国鉄(現在のJR)が1970年に作成した「貨物新幹線」の計画があったが、急激なインフレにより当初計画の見積もり額より膨らみ断念するに至ったという話。

東京新聞:幻の貨物新幹線 本気だった :社会(TOKYO Web)
一部引用
石井氏によると、国鉄は貨物取扱駅の設計図を作製し、東京都品川区、静岡市葵区、名古屋市中村区、大阪府摂津市の四カ所に用地を買収した。しかし、当初、二千億円弱と見積もられた東海道新幹線の建設費が急激なインフレにより三千八百億円に膨れ上がり、世銀から八千万ドル(当時の換算で二百八十八億円)の融資を受けたものの、貨物輸送を断念させられたという。

 これみて思うのは、いわゆるアベノミクスの日銀にやらせた「異次元の金融緩和」によるインフレターゲット(物価上昇率の目標を2%)。

原発停止で国内電力会社が火力発電を増やし、その燃料の輸入増加で貿易赤字が増えていて、さらに、高度経済成長期に作られた道路、橋、トンネル、上下水道などの社会インフラの寿命・更新をどうするかという問題が持ち上がっている。

そんな時期に、「異次元の金融緩和」というのは、輸出企業に飴、それ以外の企業、個人、地方自治体に鞭ということになるのでは無いでしょうか。

そのあたりの計画的な考えや政策って存在してるのか疑問です。

ついでに言えば、消費税増税もコストアップになりますよね。

都市計画や経済学に詳しい人の考えを見てみたいです。

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